2021年3月期の連結純利益は前期比84%減の145億円であった。
3月に発表した従来予想の200億円から大きく減ってしまった。
倒産した新電力大手のF-Power(エフパワー)への債権が
回収できなくなったことなどで114億円の特別損失を
計上したのが響いたようだ。
F-Powerは昨冬の電力の需給逼迫の影響を受け、
2021年3月下旬に会社更生法の適用を申請した。
中国電力の送配電子会社である中国電力ネットワーク(広島市)は
同社に電力を供給し後払いで料金を受け取る契約を結んでいたが、
その売り上げの一部が回収できなくなった。
2020年3月期は原子力発電所の工事に備えた引当金を取り崩して
大幅増益となっていたため反動減の側面も大きいと考えられる。
売上高は3%減の1兆3074億円、
営業利益は29%減の342億円であった。
昨冬の全国的な需給逼迫により
響いた。
2022年3月期の純利益は前期比3%増の150億円を見込む。
決算が芳しくなかったために中国電力の株価は
急落した。
当該銘柄では割安なときに買って何度も利益を得て
きたのでこの暴落をチャンスと捉えて
また稼ぎたいと思う。
(日本経済新聞 電子版 参照)